被害妄想的ないじめの被害を訴えてきたときにはどうしたらいいですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

被害妄想的ないじめの被害を訴えてきたときにはどうしたらいいですか?

みなさん、こんにちは。

今回は、

こんにちは。いじめのことでお尋ねしたいことがあります。
被害者が「自分はいじめを受けている」と思ったら、それはいじめであるという考え方は確かにあります。
しかし、被害妄想的に(いじめらしきことを受けたわけでもないのに)「いじめを受けている!学校は何をしている!」と訴えてきた場合はどうしたらいいでしょうか。

部内の中でも仲良しの子らで集まって土日の部活で弁当を食べていた子らに対して、「私を仲間はずれにした!いじめだ!」などと訴えるのですが、もともと特別その生徒らと仲が良いわけでもない子ですし、「いじめた側」とされた側も、ごはんくらい気の合うメンバーで食べたいという気持ちを持つのもごく普通だと思います。


ということです。



いじめに関しては、確かに言われる通り被害妄想的に訴えてくる生徒もいます
そういうケースで多いのは、保護者も同じように被害妄想的になっている、つまり、遺伝的なものである可能性もあります

今回のケースでは、生徒が被害を訴えているのであれば、それは調査するべきことです
この時に気をつけたいのは、教員の方が勝手に被害妄想だと決めつけないことです。
可能性としては

1 本当にいじめや嫌がらせが存在するが、巧妙に隠している
2 被害者の妄想である

というものです
実際にどのような嫌がらせやいじめがあったのかを詳細に聞くことで、区別はつくであろうと思います
被害があれば指導するのが原則です



被害者がとても被害妄想的に考えているときには、ややこしいことになります
「周囲の人たちが冷たい」でさえもいじめだと考えることすらあります
この時には、周囲の生徒に聞いても嫌がらせらしい嫌がらせは出てこずに、むしろ被害者生徒のことを皆が普通に嫌っているということが出てくるのではないでしょうか

何でも被害妄想的に捉えて、すぐに教員に報告して、周囲の生徒たちが事情を聞かれるのであれば、「あいつには近づかないでおこう」と考えて、周囲から人間がいなくなるというのはよくある話です

ご飯を食べるのをその生徒に対する嫌がらせではなくて、その生徒と関わると厄介になるからという理由であれば、それはいじめでもなく、ただの友人関係になります
教員が改善しろというのはおかしくなります


生徒が嫌がらせを受けているのか、それともただ嫌われているだけなのか、が調べることによってはっきりします
そのことを本人と保護者にきちんと説明を入れるしかないでしょう
どういう言い方をするかは考えないといけないかもしれませんが、こうやって何かあるたびにいじめだと、教員に訴えて、調査をさせること自体も、周囲から嫌われている一因であるということも、何度も訴えてくるのであれば理解させることも必要でしょう

友人を選ぶ権利は人それぞれあり、人の気持ちはその人の努力で動かしていくものだと本人に気づかせる必要もあります





ということで、被害者から訴えがあるわけですから、それは徹底的に調査するべき問題です
その時に、被害妄想的だと決め付けるのは危険であり、調査結果をきちんと記録して、先入観なしで判断しましょう

被害妄想的な場合には、人との関わり方の問題になってくるので、致し方ない部分もありますが、それを本人と親に理解してもらうように努力しましょう
その後にクレーマーに変身する可能性もありますので、とにかくきちんとした記録が必要になります