大人を成長させることの難しさ | t-labo(中学校教師の支援サイト)

大人を成長させることの難しさ

うまくいかない教員はどこまで行ってもうまくいかない教員の可能性がとても高いです
ですので、教員5年目で「うまくいく兆しがあるかどうか」は大きなわかれ目になります
教員を5年やって見てもうまくいかない人は、おそらく一生うまくいかないでしょう

厳しいですが、それが現状だと思います



なぜそういうふうになってしまうかというと、大人になってしまうと物の見方や考え方が、そう簡単に変わらないからです
物の見方が変えられる人というのは、うまくいく教員であり、一人前の教員に成長していきますし、教員になった瞬間から何か輝くものを持っているでしょう
右肩上がりに伸び続けることができる人ですね

うまくいかない教員というのは、どこかの段階でもう伸びなくなってしまい、横にただ何となく伸びていく線か、下手すると右下がりの下り坂になってしまいます


人が変われるというのは、その人自身が「半人前である」という自覚を持っているうちだけだと思うんです
そうなると、小学生や中学生は親の保護を受けていますから、まだまだ成長していけます

大学生は自由になりますが、親からの仕送りをもらうなどして、「学生気分」と言われるように、やはり半人前であるという自覚は十分あります
だから成長できます





社会人1年目や2年目であれば、自分はまだ駆け出しであるという認識があるので、まだ成長していきます
それが5年目ぐらいなってくると、社会人として5年もやっており、5年間収入を得続けて、自分1人で生活できるようになり、金銭的な事でかなり自由が利き、さらには仕事も慣れてきて、「一人前になったな」と感じるわけです
こうなってしまうと成長が止まってしまいます


なぜなら、「俺は一人前の社会人だ」という自覚が、大きなプライドに変わっていってしまうからです
このプライドほど人間の成長を止めるものはありません
「一人前の自分」が周囲からだめ出しをされることをプライドが許さないのです
こうして、社会人5年目くらいに成長は終わってしまいます


ですので、大抵の人が成長できるのは、非常勤でも常勤でも、新採でも1校目の5年間くらいでしょう
それが終わってしまうと、だいたいプライドだけがニョキニョキと大きくなっていってしまって、伸びなくなってしまいます

それでも一部の教員はまだまだ成長していけます
その人は、自分のプライドを管理できる人です
もしくは、師匠がいて、常に物事を教えてもらえている人でしょう





自分がだめな教員に陥らないためには、自分が半人前であるという自覚を持ち続けることと、常に周囲に教えてもらうということです
5年目すぎてうまくいかない教員は、改めて自分のことを半人前だと自覚し、周囲に教えを請い続けることです


こうした謙虚な自覚がない限りは、大人というのは成長していけないのです
だから、うまくいかない教員は二度とうまくいくように二度とならないのが世の常です

問題生徒が成長していかないのは、同じように「自分が王様」だと勝手に思い上がり、人から学ということを忘れてしまうからかもしれませんね