他人に文句を言う前に、自分のことを振り返ろう | t-labo(中学校教師の支援サイト)

他人に文句を言う前に、自分のことを振り返ろう

いつも同じようなことを書いてしまいますが、教員として大事なスタンスというのは

生徒に言うことを教員自らがやってはいけない


というものです
これは教員としてではなくて、人間としての基本だと思います
それなのにできていないのが教員という人種です

いつもやり玉に挙げていますが、うまくいかない教員というのはまさにこの典型です



人の悪口を言ってはいけませんと生徒に言いながら、教員が職員室で悪口を言っていたらどうでしょうか
人に優しくしないといけないよと言いながら、生徒に優しくできない教員はどうでしょうか

「それはそれ」と考える人がいるかもしれませんが、自分ができもしないことを他人に対して要求するのはおかしい話です
そんなことを平気でできる人間なんて、ろくな人間じゃないのです
だから、教員として通用しないことを理解してください


今回話題にしたいのは、他人に文句を言う前に、自分のことを振り返ろうということです
よくあるのは、他人のやり方を非難している教員です
体罰的な指導を行っている教員に対して「あのやり方はおかしい」と文句を言う人は多いですね

最近は全然ありませんが、最初の頃は「生徒のせいでなくて、教員のせい」がおかしいと言われたものです
あとよく言われるのが、「人間関係を基本にした関わりは、生徒になめられるだけだ」と。
いろいろとこのブログに書いてあることに不満がある人もいるようです



こうやって人のことに対して文句をつけ始めると、自分のことを棚に上げ始め、その目的が自分の不満を他人のせい(ぶつける)にすることなんですね
体罰教員のやり方に文句をつける人は、自分がうまくいっていない現状で何をしていいかわからないから、文句を言っているだけです

「教員のせい」で考えなさいに文句を言っている人は、自分がうまくできておらず、周囲から責められている人です
生徒のせい、生徒が悪いからこうなっているから、自分は悪くないと正当化したいのです
自分ができていないから、できないことを主張されるとまずいわけで、その主張を根本的に叩き潰したいのです

言い換えると、誰かに対して文句をつけることは、全く生産的な行為ではなくて、自分を守るために他人を貶めることが目的になっているのです


生徒のせいではなくて教員のせい、という考え方は、かなりの人が抵抗があります
生徒のせいだとして逃げられなくなるからですね




もちろんのこと、文句を言う時にはそういった自分の都合の悪い事は言いません
「生徒があれだけの悪事をするのに、教員のせいというのはおかしい」と、反論できないような正論を述べようとするのです

私からすると、「だからどうしたの?」と言いたいですね


正直、そんな意見なんてどうでもいいのです
何の価値もありません


どうしてか


それは、「その発言のどこに生産性があり、生徒が悪事を働くのであれば、具体的にどうしたらいいのですか?」と聞きたいわけです


文句を言うのは誰でもできるのです
原発反対!なんて誰でも言えるのです




じゃあどうするの?

と言われた時に、具体的なことを言えないわけで、そんなの何の価値もないのですよ。
ただ単に正論を言って自分が正しいと満足したいだけなのです

体罰教員に対して文句を言うのも、自分がうまくいっていないから、他人の文句を言うのが目的になっているのです
うまくいってない自分をどうやったら救い出せるかということについて提案する能力がないのです


そもそも、他人がやることに対していちいち文句をつける人間というのは、「かまって欲しいだけ」の人間なんですよね
ほうっておけばいいわけですから

生徒に被害が出るのであれば、適切なやり方で対処しないといけません
しかし、例えばこのブログで書いてあることに関しては、いちいち文句をつけても何の意味をないのですよ

「あっそう」とブログを読み飛ばせばいいし、もう二度と読まなかったらいいのです


なのに、構いたがる人間というのは、自分が満たされてなくて、かまって欲しくて、自分が正しいことを証明したくて、そのことで、自分の価値を確認したいのです



体罰教員に文句を言う教員

1 自分がうまくいっていないので惨めな気持ち
2 体罰教員のやり方が気に入らない & あのやり方でうまくいっている
3 そのやり方は自分が真似てもうまくいかないだろう
4 だから、体罰教員に直接ではなくて、陰でやり方の文句を言う
5 周囲が同調してくれることで、惨めな自分の気持ちが回復すると信じている


という感じですね

「生徒のせいでなくて、教員のせい」に文句をつける人間というのは、生徒と全くうまくいっていないので、生徒のことを責めたいのです
自分の責任ではないと話が通れば、自分の自信や名誉が回復します
周囲に認めてもらえれば、自分のやり方は正しいとなります


という感じで、文句を言う行為自体は何の価値もないと言うと言い過ぎかもしませんが、他人を攻撃して、自分を持ち上げるのが目的になるので、職場で全く意味を成さないと言うか、そういう人間は最終的には嫌われていきます

他人のやり方や考え方で、職務上の不利益が生じないのであればどうでもいいからほうっておきましょう
そして、まずいやり方だと思うのであれば、具体的にどういうやり方に変えればいいのかを提案しましょう


それだけですね





文句を言う人は能力がない人間です
なぜなら、新しいやり方を提案できないからです
提案できないからこそ、文句を言うのです

できる人間というのは、まずいやり方を見たら、自分なりのいいやり方を考えて、工夫して実践しているのです
文句なんていう必要がないことは理解しているし、そもそも目的は仕事をすることだからです

文句を言う人間は、仕事をしているのではなくて、自己満足・自己正当化のために頑張っているのです


最初の話に戻ると、生徒に他人の文句を言ってはいけないと言うでしょう
それと同じで、あなたも文句を言ってはいけません