中学校の生徒指導は簡単。しかし、障壁になる問題があるから面倒くさい | t-labo(中学校教師の支援サイト)

中学校の生徒指導は簡単。しかし、障壁になる問題があるから面倒くさい

生徒指導は大変だと思っている方が多いのに、こういうようなタイトルをつけてしまうと感情的に反発されると思います
でも、事実的に言えば生徒指導なんてそんなに大したことはありません
もしも苦戦しているのであれば、それは単純にあなたの力量が足りないからです

明確でいいですよね



小学校の生徒指導と中学校の生徒指導はずいぶんと性格が違うと思います
そのために、今回のタイトルに障壁というのがついています

小学校と中学校の大きな違いは、誰が授業をするかが大きな部分になります
小学校ではほとんどの時間を担任が指導しますから、1人の教員と生徒の関係というのが大きくなります

だから、小学校でうまくいかないという人は、その人自身に生徒指導の力量がないというところになると思います
毎年、同じ人が学級崩壊をしているはずです
生徒とのガチンコ勝負になるからです

小学校は、一度力量押さえ付けてしまえば、あとはどうにでもなるような世界ではないでしょうか
中学校はちょっと難しい部分が入ってきます




中学校になると、授業は教科担任制となりますので、一つのクラスに対して10人ぐらいの教員が関わるようになるわけです
そうすると、担任の力量をもう必要ですが、各授業が成立するためには授業担の力量が必要になってくるわけです
中学校の方がいろんな要素が入ってくるので、その分指導が面倒くさいなと思います


どういうことかというと、自分が普通に学級経営できていたとしても、全く生徒指導ができない授業担が、その授業の中で崩壊するということがあります
小学校であれば、基本的には担任が授業するので、担任が通じるだけの力量があれば、こういうことは起こりません

この問題の大きなところは、「授業担と生徒の関係」というところで、担任としては自分のクラスで起きている出来事なので、かかわらざるを得ません
しかし、自分がどうこうできる範囲は極端に少なくて、授業担がどういうふうに改善していくかなのです
授業担の改善なくして、生徒に対してあれこれ指導をしてもなかなか改善にはなりませんし、時間ばかりがかかる印象です


また、授業担がしっかりしているのだけど、担任に力量がないために学級のシステムなどがなく、嫌がらせが放置されているような学級での授業は辛くなります
自分が担任であれば指導していることが、その担任は指導をしようとしないのです
「◯◯をしてください」といってもスルーされますし、普段の学級の枠組みがきちんとしていないから、生徒は怠惰なことばかり覚えてしまって、まともな授業力があったとしても、授業で生徒は足を引っ張ってくれます




中学校というのは、このように自分1人で解決できない問題が多々あり、面倒くさいですね

その上に、適量のない学年主任で、協力のない学年団であると、学年全体が緩い方向に流れて行き、問題生徒をどんどん助長させていきます
その結果、校内徘徊を始めたり、他学年などに迷惑をかかるような行為を生徒がし始めます
自分としては「◯◯の指導をしてください。こういうふうにやっていきましょう」といったとしても、その教員がやらなければ何もならないのです

自分が担任ではないからです
しかしながら、そうやって問題生徒を助長させて校内で暴れさせても、「同じ学年だから」という理由で、指導に駆り出されるわけです
本当にたまったものじゃないです


中学校というのは、誰がどこまでの守備範囲で責任があるかが見えないからこそ、いい加減に放置されることが多いのかなと思いますし、学年団によっての当たり外れが明確になりますね

小学校の教員は、といっても小中連携ぐらいしか関わりはありませんが、自分の力量でほとんどの部分を運営できるので、力量さえあればこれほど楽なことはないですよね


力量がない教員からすると、小学校は明確に責任を取らされてしまうので厳しいかもしれませんが、中学校であればある程度うやむやにできるし、そのおかげで他の教員が指導に加わざるをえないので、ある程度の尻拭いをしてもらいます
中学校の方がお得かもしれませんね