忙しいと言っている間に老いていく。変化できなくなっていく | t-labo(中学校教師の支援サイト)

忙しいと言っている間に老いていく。変化できなくなっていく

教員として一人前にやっていくためには、若いうちに力をつけていくことが必要です
その力というのは、教員としての倫理観、考え方、知識といったものです
それをどうやって学んでいくのかが鍵です



この学んでいける期間というのが、だいたい教員になって最初の3年間でしょう
だいたい1校目は5年くらいですから、最長でも5年です
転勤してしまうと、一人前の教員として扱われてしまうので、周囲から助言をもらうのは難しくなってきます

人によっては3年、人によっては5年
この違いは何かというと、教員のやる内容がわかるにつれて、あなたの天狗度が増えていくということで、だいたい3年目くらいからは周囲の言うことをきちんと受け取れなくなっていくからです
5年目まで周囲の脅威に教えを請いながら精進していけるような教員はいません

本当の意味で実力がついたかどうかは別問題として、あなた自身の主観として実力がついたと勘違いして、周囲の言うことに反発していきます
まともに話が聞けなくなるんですよね
そして、心の中で仕事ができない教員とできる教員分けて、鼻で笑うようになります




「そんなのお前だけだ」と軽口を叩く人がいるかもしれませんが、なってみればわかります
人間ってそんなもんですよ
若手は本当にかしこまっているものですが、すぐにメッキがはがれていきますからね

それは入学した一年生が最初の1か月間はとても大人しいのに、2学期になれば大暴れしているのと一緒です
非常勤講師をしていると、自分はできると勘違いして授業改善も進みづらくなるので更に要注意です


いろんな若手を見てきましたが、そんなものですよ
あなたも例外ではないでしょう
そもそも年齢的にもうすでに大人であるにもかかわらず、教員経験を数年して、それでも周囲から半人前扱いされたり、下っ端扱いされたり、いろんなことに干渉されたりするのに、耐えられますか?

「いちいちうるさい!」って思いませんか?

そんなもんですよ




ですから、最初の3年間ぐらいが大きな勝負です
大事にして欲しいのは、教員としての考え方が合っているのか、合っていないのかです
この考え方がわからないと、きちんとした判断ができないし、起きる現象にただただ翻弄されるだけになります

学級で起こる嫌がらせも授業中の妨害行為も、それはただの現象で、この現象を抑えるためだけに奔走するようになります
起こしている生徒に注目しないし、生徒が悪いと考えてしまうのです
問題の本質をどうやって気づいていくか、ここにかかっています

そして、誰があなたにそのことを教えてくれるかです
周囲にそれだけのことを教えてくれる力量のある教員がいれば幸せですね


考えておかないといけないのは、教員になると日々忙しくて仕事に追われるようになるでしょう
その中で「◯◯君の様子がおかしかったから、話を聞いてみたら?」「学級が乱れているから◯◯した方がいいよ」と周囲から言われることがあると思いますが、その時に忙しくて「ああ、わかりました。考えておきます」とあなたはスルーするようになるでしょう

あなたは忙しくてキャパオーバーをしてしまい、他のことを考える余裕もないし、考えるだけの集中力も持てません
高速道路が渋滞したような状態になっています



やることは明白で、高速道路であれば車の数を減らせばいいのです
あなたが忙しい忙しいと言っている仕事は、本当にやらないといけないのか、というあたりから考えないといけないのです
このことは難しいかもしれません

仕事が忙しいのは当たり前で、その中で仕事の本質を見つけて行くことです
教員の本質は生徒を成長させることです
校務分掌などに追われているのは本末転倒ですし、そんなことをいくらやっても10年後の自分の教員力はアップしません

周囲からされたアドバイスで、生徒に関わる部分に関しては「どうしてそう考えるのか?」という理由部分をしっかりと聞いて、行動したほうがいいです
生徒のことを後回しにすることほど、自分の成長を遅らせるものはないでしょう
そんなことをするくらいなら、(土)日のクラブを休むほうがいいかもしれません



教員になればみんなが忙しい忙しいと言っていますが、それは本当に本質的な部分なのかはよくよく考えてください
生徒と関わりのない部分で仕事に熱中する人ほど、生徒指導がまともにできない教員に仕上がっていきます
この生徒に関わる部分に関して、あなたは若いがゆえに人間としてはとても未熟であるからこそ、先輩教員から多くのこと学ぶべきです

最初の3年間に失敗すると、あとは厳しくなると思ったほうがいいですね
ちなみに、3年間を失敗するというのは、学級経営が一人前にできるようになるという意味ではありません
教員としての知識や考え方の基盤をきちんと作っていくということです

実際にうまくいき始めるのは、転勤した後になっていくのかなと思います
うまくいくということは、難易度がとても高いことで、若手のうちにそう簡単に実現できるものではないのです
うまくいくという現象を追いかけるのではなくて、教員としての基盤をどう作っていくかに注目するべきです


そのための知識や考え方をどうやって手に入れるのかを考えてみてください