模擬授業の最初の5分に何をやったらいいですか?~教員採用試験 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

模擬授業の最初の5分に何をやったらいいですか?~教員採用試験

お問い合わせをいただきました。

模擬授業の最初の5分に何をやったらいいですか?
やりたいことがたくさんあります


ということで、同様の悩みを持っておられる方もいると思いまして、記事にします。



1.詰め込み過ぎない

「たった5分間でアピールしなければいけない!! あれもやってこれもやって!!」

と焦る気持ちもわかるのですが、普段の授業でこんなことってありませんよね。
授業は50分あるわけですから。


また、「机間指導」「ペアワーク」などの指導も入れるべきという情報が流れているのか、『他の受験生に遅れを取りたくない!』という気持ちが焦りになって、何でもかんでも詰め込む授業計画になっていないでしょうか?

そもそも、


その授業計画で生徒はついてきてくれますか?


考えてみてください。
何でもかんでも詰め込むことが全てであるなら、学校現場の授業は大転換を迎えるはずです。

この詰め込みは経験がない人が陥る痛いケースだと思います。





2.生徒が興味を持ってくれますか?

授業を展開をさせるときに、結局のところ、導入の5分間は”つかみ”です。
ここで、生徒の興味関心を本時の目標にロックオンできたら大成功と言えるでしょう。

文句なしに、採点官もうなります。

だって、採点官も元は教諭やっていたわけですから、授業の良し悪しは身を持って知っています。

だからこそ、何でもかんでも詰め込んだ授業に魅力を感じないのです。
(経験のない学生は詰め込みに魅力を感じる・・・)


つまり、最初の5分間で生徒の興味関心を引くためのことをしましょう。
ぼくが考えるのは、生徒とのやり取りこそが、アピールポイントだということです。




3.採点官は何を見ている?

採点官の内情を知っているわけではありません。
でも、採点官は校長、もしくは元校長、元教諭経験者であると考えられます。

採点官は、模擬授業の延長線上に、あなたの学校での授業風景を見ているはず。


じゃあ、何が大事かというと

この人は学校でちゃんとやっていけるのか?


だけでしょう。
そうなると、生徒とうまくやりとりができるかにかかっていると考えるのは自然です。
というのも、学級崩壊させる教員は生徒とちゃんとしたやりとりができないからです。

小手先のテクニックではなく、あなた自身を見ています


だから、生徒とのやり取りが肝心で、採点官たちは生徒のふりをしながら、トラブルをあえて起こしてあなたの対応力を見ているんです。
もしも、詰め込んだ計画がいいと考えている人は、計画が台無しになり、パニックになったり、強引に勧めたりして、うまくいかない授業を演じることになります。

普段の授業は、ある意味、想定外の連続なんですよ。それを楽しみながら、ゴールへ導いていきたいですね。




4.導入の役目とは

さて、そもそも導入とは一体なんでしょうか。それは、

・本時の目標を明確にし、生徒に理解させる
・本時の目標に対して、生徒に興味関心を持たせる



の2点ではないでしょうか。
この考えを信じるなら、模擬授業の5分間で行うことがハッキリとしますよね。


導入に机間指導はいりますか? 展開でやればよくないですか?




5.ぼくならどうするか

スキルや理論に固執しすぎる人は、自分・授業・生徒指導に自信のない現れではないでしょうか。


さて、ぼくならどうするか。

1.
ぼくは「本時の目標はなんだろうか?」を深く考えます。
人によっては浅いものを目標にしてしまうケースがあります。


2.
目標を達成するためのシンプルな道のりを考えます。
これが授業の骨格になります。
最初の5分だけでよくても、50分の構想は必要です。


3.
中心発問は何にしたらいいか?
実はこれがみそで、どうやったら、生徒がねらいをつかんでくれるか、考えようとするか、表現する発問をひねり出します。


4.
導入でいかに本時のテーマに興味をもたせ、発問に導くかを考えます。





構想が出来上がったら、生徒の反応を予測します。

・どうやって質問したらいいか
・こういう返答の時にはどう返すか
・どこで発言した生徒をほめるか


だいたいのイメージが付いたらオッケーです。

そして、いざ授業。

この時には、当初の計画にこだわらないことです。
目標と発問、ゴールは必要です。

が、それまでの生徒とのやり取りは臨機応変です。

ということになりますので、導入は生徒とのやりとりが中心であり、机間指導はしません。
クラスを温める、というのが一番気にしますかね。
そのために、臨機応変に対応する。


そもそも50分は長いですから。

参考になれば。


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