言いやすい生徒についつい言いまくってしまう罠 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

言いやすい生徒についつい言いまくってしまう罠

授業中に問題生徒が後ろを向いて私語ばかりをする
よくある光景かもしれません

そして、あなたが注意をしても問題生徒には何にも響かない
これもよくある光景かもしれません

そんなときにあなたは何をしますか?



以下のようなケースが多いのかなと思います

問題生徒が授業中に私語をするのが悪い

しかし、問題生徒に指導しても効果がない

周囲の生徒が問題生徒を相手するのが悪い

周囲の生徒を指導する

問題生徒の相手を誰もしなければ、問題生徒が私語をする理由がなくなるわけですね
そもそも問題生徒に話しかけられて相手をするのは、その生徒も私語をしているわけであり、指導するべき対象です
間違った論理ではなさそうです


この指導についてあなたはどう考えますか??



この指導はあまり正しくないと思います
そもそもの主原因は問題生徒であり、問題生徒が話かけるから、周囲の生徒は「本当は話したくないのに、無視できないから」相手に合わせている可能性が高いからです
周囲の生徒からすると「自分は巻き添えの被害者なのに、先生から指導されるのは納得がいかない」わけです

もっといえば、「悪いのは話しかけてくる問題生徒なのに、先生は問題生徒ではなくて、なんで巻き込まれている側の自分を注意するのか」と不平不満を持つでしょう
これは真っ当な指摘であって、教員は問題生徒に対して有効な手立てがないがゆえに、「逃げの手段」として問題生徒ではなくて、周囲の生徒たちを見せしめにしているわけですからね
主犯の問題生徒と対決しないのでなければ、生徒たちは誰も納得しません





また、困ったことに学級経営では、周囲の生徒たちの相互作用によって「生徒たちを良くしよう」と試みていることが多いですね
そのために問題生徒の周囲には、それを止める生徒、支援してくれる生徒を配置することが多くあります
そうやって、その生徒たちの力を借りようとしているのに、問題生徒がうるさいことで、教員から八つ当たりのように言われてしまったら、学級経営との矛盾を引き起こしています

このように言いやすいから、という理由で言いやすい生徒にだけきつく当たる傾向がある人は、根本原因から目を背けたおかしな指導をしている可能性がありますので、気をつけましょう