パワーポイントによる授業。そのメリットとは何か? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

パワーポイントによる授業。そのメリットとは何か?

パワーポイントによる授業
なんて響きのいい言葉でしょうか?

しかし、パワーポイントを使うと本当にいいのでしょうか?



5教科の授業を想定しますが、ざっくりと区分けをすると

1)板書(ノート)
2)ワークシート
3)パワーポイント(+ワークシート)

のような形式になるのではないかなと思います
もちろんのこと、資料を大きく印刷するとか、資料をテレビに移すとか、そうしたこともあるでしょうけども、それは除外して考えます

私の考えるところでは、効率性は 板書 < ワークシート < パワーポイント になると考えています
生徒がノートを取ることを考えると、何を大事にするのかと言えば、「復習」できるかになると思います
そのときに板書のみであると、真っ白なノートに書く前提なので、いろんな情報を書くことが必要になり、ノートに書くだけで手一杯になります


それをワークシートにすると、「あらかじめ書いておく」ことが可能になり、穴埋めが可能になって、生徒が書く分量のコントロールが可能になります
生徒は必要な部分のみ書くことになり、効率性が上がりますし、ワークシートに図なども入れることも可能で情報量が上がります
その分、毎時間ワークシート作成と印刷に追われてしまいます

つまり、同じことを教える場合でも、ワークシートを使用することで自由な時間が増えるということ。
これからの学力論を考える場合に、「思考」が重要になるわけで、そのための時間の確保ができます
言い換えるなら、板書だけでやっている人は授業のクオリティが必然的に「低い」のです



パワーポイントを使用するメリットですが、一番大きな部分は「教員が黒板を書くことから解放される」ことなのかなと思います
黒板に向かわなくていいので、その時間、生徒のことを見ることが可能です
毎日5時間授業をすること考えると、体力的にも有利です

またパワーポイントはスライド形式ですから、ある程度の動的な表現、カラー表現、視覚的な表現が可能となります
板書タイプの教員は「聴覚」のみで授業をしていたところを、パワーポイントは「聴覚+視覚」で展開が可能です
図表などを大型テレビで映すことで、生徒と同じ情報を共有することが可能です

中学校の授業では、意欲のない生徒を中心に忘れ物が多く、教科書の図を見させるだけで私語が増え、時間がかかるわけで、無駄のオンパレードです
それを大型テレビに映すだけで、時間的な有利性だけではなくて、全員と共有できますし、それをポインタなどで指し示すことで、注目や指示も簡単です

という風に考えると、パワーポイントを使った時には圧倒的な情報量があり、時間、教員の体力などいった部分で圧倒的な有利さがあります
また一度作ってしまえば、デジタル情報ですから、簡単に使いまわしも可能です
時間が多く使えるようになる、ということは、生徒たちに「思考する時間」を確保することが可能になるわけです