連帯責任についてどう考えたらいいですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

連帯責任についてどう考えたらいいですか?

今回の質問は、以下のものです

あらかじめ宣告しておけば理不尽な指導もOKでしょうか?」についてご回答ありがとうございます。
だいぶ前に

・2年生部員1名が学校にお菓子を持ってきたから罰として部活停止で部員全員で奉仕活動。
・サンダルで部活にきた部員が1名いて、やる気がないと怒った顧問が部活を途中でやめさせ、全員を帰らせた。(大会直前の出来事なので、まわりの部員らは怒っていたと思います)
・やる気のある部員とない部員で顧問が退部時期を別に設定。

という案件を見ました。
こういった状況でまわりの部員らに何ができるというのかと思うのですが、どう考えたら良いでしょうか?

生徒らは卒業のとき顧問にありがとうございますと言ってきていますが、在学中は「あの先生、処分受ければいいのに」と愚痴をもらしていたり「◯◯部って顧問の前だけはいい子にしてるよね」とよその部の生徒らが言っているのを耳にはさんだりします。
部活については顧問に対して不満を持ちながらも感謝するというのはありえることだとは思いますが、こんな指導って納得できるのだろうかとひっかかっています。

あと、だいぶ前の記事で連帯責任が好ましいわけではないというものがあったと思うのですが、学級内での連帯責任のことと考えればいいでしょうか?

今回は「本音」で回答しています



クラブの連帯責任の例についてですが、部員1人が不祥事を起こした時に、他の部員まで責任を取らされるというのが質問者さんには納得がいかないのでしょう
確かに今回挙げている例では、他の部員では防げることはなかったかもしれません

しかしながら、このような件が一度起これば、部員たちの意識も変わり「絶対にこういうことはするなよ」ということを言い合うし、部の中の雰囲気や文化も変わってくるでしょう
こうやってクラブ集団はいろんなことを学びながら、文化を作っていくものです

むしろ聞きたいのは、部員がお菓子を持ってきたり、サンダルで来たりした時に、どういう指導をするのがベストなのでしょうか?
質問者さん自身が納得できないのであれば、質問者さん自身が納得するやり方で指導すればいいだけの話です



指導というのは、目的があってするものでその目的が何なのかを考えて行う必要があります
深く考えていない人もいますし、上の例では部員からの不満は多かったようですし、その顧問の前だけいい子にしていたような感じですね
この例では、顧問は厳しく指導することを選択しましたが、生徒たちの心や人間性を育てることには無関心だったようです

連帯責任が良いとか悪いとかは目的によりますし、生徒たちの不満は結局は顧問がどういうふうに関わるかという部分で決まっているように思います
この辺は切り離して考えていかないといけないと思います

単純なところで言えば、質問者さんは周囲の顧問が気に入らないのでしょう
それだけだと思います

周囲の言うことなんて気にせずに、自分が思う通りに、納得がいくようにやってみるべきでしょう
それだけの話です
ただ覚えておかないといけないのは、部員たちがお菓子を持ち込んだり、スマホを持ち込んだり、不祥事を起こしたりすることは絶対にあると言うことです




その時にあなたは連帯責任以外の方法で指導しようと考えているわけですね
それならそれで指導してみればいいと思います
うまくいくか試してみればいいです

それとともに、生徒たちを育てていくという観点でも考えていかなければいけないのを覚えておきましょう



生徒たちが不満を持ちながらも卒業するときには感謝していく、こういう現象をおかしいと思っていることについては

その場面を見たわけではないのではっきりしたことはいえないのですが、生徒が愚痴を持っていたとして、それが絶対悪であるか、と言えばどうなんでしょうか
生徒なんて気分次第で文句を言います
その文句が聞こえてきたから絶対に教員がおかしいのでしょうか?

例えば、問題生徒が問題起こして、生徒指導した時に憤慨していた時に「教員の指導が悪いからこうなったんだ」とあなたは教員のことを責めますか?
生徒がいい顔をせずに、不満そうにしていたり、怒っていたりすると、教員のやり方が悪いとあなたは教員を責めますか?



もちろん、状況や人間関係やその生徒によって変わっていくものですが、生徒のちょっとした言動などで、いろんなことを左右されてしまうのはよくないことでもあります
後から納得することもあるし、成長しなければ話は入っていかないケースもあります

問題生徒たちも中学校時代はかなり悪くても、高校になると急に真面目になったり、敬語を使えるようになったり、中学校に何度も来て担任だった先生に感謝を伝えたりすることもあります
学級崩壊をしていても、後から振り返ってみると楽しかったという生徒もいますし
人によって見解はそれぞれでしょう


いろんな事を考えると、結局何とも言えなくなりますが、教員によって指導力はまちまちですし、その教員は例にあげているような指導力なのでしょう
部員のためを思って指導をしているわけですから、それはそれでいいんじゃないかと思ってもいいと思います
行き過ぎた指導があればクレームが入るでしょうし、それが入らないということは生徒にとっても思い至ることがあるのでしょう

教員のレベルは本当に雲泥の差ですから、理想論を唱えていても仕方がないですね
最終的にはここに落ち着くと思います
自分がそれがおかしいと思ったらやらなかったらいいですし、被害が来ないのなら放っておくしかないです




最後は学級内の連帯責任についてですが

何を目的に連帯責任を取らせるかということだと思います
そのことによって、肯定的に何かが変わるのであれば試してみる価値はあるかもしれません

学級経営の難しいところは、「義務教育」という縛りがあって、生徒が何もしないという選択をしても、強制力を発揮するのがとてつもなく難しいです
クラブであれば「自主活動」ですから、強権発動ができます

というような違いがあるので、学級での連帯責任はよほどうまくやらないと難しいでしょう