読書で気をつけていることはありますか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

読書で気をつけていることはありますか?

今回の質問は、以下のものです

以前何度か質問させて頂いたものです。
その節はありがとうございました。
先生の教えを自分なりに考え実践中です。

まだまだ至らない自分なので、失敗することもあるのですが、少しずつかもしれませんが自分の変化も感じ、まだまだ頑張ろうと思っている次第です。
そこで、先生に質問させて頂きたいのですが、先日(10月24日)の記事で「横の関係」という言葉が出てきて、「これは嫌われる勇気に出てきていたな。」思いました。
自分は先生が課題図書として挙げられていた本を今、読んでいます。

先生は読書で得たことを実践していくために、読書の際に意識されていることはあるのでしょうか。
自分は以下のことを行うようにしています。
・課題図書は10回は読む。
・そこでこれは実践出来ると思ったことはノートにまとめる。「生徒には笑顔で接する」など
・まとめたノートを週に一回は最低でも見直す

先生の読書の際に意識されていることを教えて頂ければ、幸いです。
何卒、よろしくお願い致します。




読書をする時には、質よりも量を重視しています
同じ本を何回も読むのが苦痛なので、どんな本も1回しか読まないというか読めないですね
本というのは当たり外れがとても大きいので、量をこなさないと当たり本に出会いません

クラブの練習で言うなら、同じ練習を徹底的に何度も繰り返すよりも、いろんな練習メニューを取り入れて試行錯誤してみる、そんなイメージでしょうか
いろんな知識を放り込むから、どこかの段階でそれがあふれてくるというか、日常生活の中で考え方や行動が変わる瞬間があります
その時に「あの本で読んだあれだな」思い至ります

基本的には、閃き人間なので授業をやっていると以前本で呼んだ内容が、急に授業内容や生徒指導と結びついて、それを組み込んで話をします
その効果がとても高いように思います

ですので、基本的には読書は読みっ放しは多く、数をこなすことで普段の行動に転化していく、そんなイメージですね
アイディアというのは大量の知識がないと生み出されないとよく言われますので、私が重視しているのはこの点ですね



本を読んでみて「いいな。実践してみよう」と思ってやって見ても、案外うまくいかないことをも多いし、本に書いてあることはその人の「たまたまの成功体験」や「その人だからうまくいった」といった特殊事例が多いのも事実だと思います
私は教育書系を読んでいないというのもあり、そのまま使えるような環境や状況でもなかったのもあります


それよりは同僚や学年主任に「こういうときにはどうやったらいいですか?」と聞いて、フィードバックを受けながら実践してみる方が断然効果が高いです
この方法だと教育現場での対応の仕方には確かに熟練していきます
しかしながら、「それだけ」なんですよね

教員は非常識であると言われることもあります
教育現場にいると見えないこともあるし、もっと違った視点もたくさんあります
そうしたものを得るために質よりも量で、教育現場で以外で活躍している方の本を読むようにしているわけです




本というのはある意味では料理のようなもので、そのレシピ集を見て料理を作って見て、それが自分に合っているかどうかをひたすらに検証していくようなものかもしれないですね
課題図書を紹介していますが、それがみなさんに合っているかどうかは別問題だと思っています
手当たり次第本を読んでみるよりは、誰かの紹介で読むほうが「当たり本」に出会いやすいと思っているので紹介しているだけです

合うかどうかはわかりません
何をどう生かすかというのも、本を読んだ人が決めることであります


という感じで、もしも今の読書の仕方で効果が実感できないとか、あまり生かせていないという時には、多読をおすすめします
教科の教材研究でも、指導書をひたすらに読みふけるよりは、自分の教科の関連本をたくさん購入して読むほうが、授業に活きてくる確率は高くなるように思います



もちろん、自分がやりたいことは書かれているように、メモして何度も読み返すことが必要だと思います
その時に気をつけて欲しいのは、「実感」がないとうまくいかないのではないかと思います
「1対多の生徒指導をしよう」と言ったときに、意味は何となくわかるけど、具体的にはどうやるか、やることでどんな効果が生まれるのかはイメージできない、時には、そのメモをひたすらに読み返しても、おそらく何の効果もないでしょう

「知識」を「実感」しないと、なかなか行動に移せないし、習慣にはならないと思います
この部分の橋渡しをどうするかを考えてみる必要もあるかもしれません