横の関係を実践していますが、効果はいまいちです。どうしてですか? | t-labo(中学校教師の支援サイト)

横の関係を実践していますが、効果はいまいちです。どうしてですか?

今回の質問は、以下のものです

お疲れ様です。委員会の件(管理タイプのデメリットはなんですか?)で質問した者です。
回答ありがとうございました。
とても参考になりました。(今回の回答は、本当に腑に落ちたのですが、それは「自分にとって都合がいい回答がきたからか」とも思ってしまいましたが…)

まさにtetraさんの言う通りだなと感じています。
先日、教育相談を行ったのですが、ある真面目で大人しい女子に「昼休みや清掃中など、先生に見張られてる気がして気が散ります。先生のことは嫌いです」と言われました…。
やはり、嫌われるやり方のだと思います。

また、5月の話ですが、体育祭前日のクラス黒板には、自分の似顔絵が描いてあって嬉しかったのですが、その下にはクラスメイト全員の名前が… それを描いた子は悪意はないのでしょうけど、やはり自分が支配しているように感じているのだと思います。
ただ、言いたいことを言っているだけだと信頼は得られないので、毎週生徒全員と交換日記をし、毎日の学級通信に生徒のエピソードを載せたりよかったとこを褒めたりしています。

今回、「あの場面では管理タイプだったという考え方の方がよい」とアドバイスを頂いて、少し楽になりました。
また、今回の回答で思ったことは、生徒と横並びの立ち位置だろうが、管理タイプだろうが、自分の目指すべく指導が届くのであればどちらでもいいということです。
今まで自分は、生徒と横並びタイプの教員を馬鹿にしていたのだと思います。

「細かいところを注意しないで何が教員だ。そっちの方が楽だし、表面上だけ好かれてるだけ。自分は生徒に嫌われても、正しいと思った信念は突き通す」そう思っていました。
その考えが正しいんだと思いたいがために、生徒に強く当たっていた気がします。 (生徒が思い通りに動かないイライラよりも、そういった細かいところにこだわらない教員が多いことへのイライラの方が大きかったと思います)
しかし、生徒と横並びタイプでも、細かいところにこだわり続けて指導することもできるんじゃないかと思いました。

現に今の管理タイプのやり方だと不満を感じ、信頼されないのであれば、横並びタイプで指導が届く方がずっといいなと感じています。
しかし、やはりそう簡単にウマくはいきません。
先週から厳しい言い方はしないようにしているのですが、ダレてきている様子があります。
たとえば

・アクティブラーニングの『学び合い』授業では、関係のない話をする子が出てきた。(全体的な集中力もダウンしている)
・帰りHR後、部活のない生徒がダラダラと教室に残っている(全員が教室を出るまで担任は教室にいると決まっているので、優しく追い出しているのですが、それに甘えて何も考えずに自分の指示に従っているだけなので、毎日同じことの繰り返し)
・最終下校時刻を過ぎてもダラダラと歩いている生徒に優しく「過ぎてるから急いでー」と言っても、急ぐ気配もなく部活メイトと話しながら帰る。(以前までは怒鳴って、無理やり走らせていました)

また、優しい言い方では、言い訳をしてくる生徒が増えた気がします。
自分は、今まで高圧的な態度に指導を任せてきたんだなと思います。
思うんですが、全体の生徒の前では、ある程度の緊張感をもたせるためにも(緊張感があるからこそ、集中できると思います)、多少は高圧的な態度も必要なのではないでしょうか?(今が前よりもうまくいっていないからそう感じているだけだとは思いますが…)

委員会の件も、全体の前だからこそああいった言い方になってしまった気がします。(個別ではもう少し普通に話していたかと) また、授業中では、ダレそうな子に「書くの遅いよ急いで」、「眠いなら顔洗ってきなよ」、「自分が勝手に集中力切れるのはいいけど、集中してる子のジャマするのは絶対許さないよ?」など高圧的に言ったりしていました。
その武器を使いたくなってしまいがちな今であります…(笑)




今回は長かったのですが、全文載せさせていただきました
とても素晴らしい振り返りと実践だと思います
こうやって、振り返りと実践を繰り返すサイクルを回すことが、着実な力の付け方であり、この取り組みは読者の方の参考になると思います

さて、

話題の中心は、生徒との関係をどう築くかということで、上下関係(管理タイプ)か、横の関係かです
明確な定義さておき、簡単な捉えでいうと

・上下関係は、「威圧・恐怖」で生徒を動かす
・横の関係は、「気持ち」で生徒を動かす

という感じでいいのではないかと思います
これを例えるなら、上下関係の場合は「生徒に銃を突きつけて」動かすわけですね
横の関係は「言葉で」気持ちを動かし、生徒に自発的に動かすわけです



ので、上下関係の方がとても手っ取り早くて、簡単です
だから、みんなが上下関係で管理タイプになって生徒をビシビシと脅しながらやりたいのだと思います
普段から銃を突きつけられている生徒はいい気持ちがしませんから、上下関係は生徒に嫌われやすいでしょう(そのことを生徒が教えてくれるかは別問題)

気をつけたいのは、銃を握っているつもりでも、人によっては水鉄砲である場合も

上下と横。
どちらがいいか、という二者択一よりも「両方ともできる」という形の方がいいとは思います
引き出しは多いほうがいいです

今まで銃で脅して生徒に言うことを聞かせていた場合に、生徒の「気持ち」は動いていないわけで、急に優しくしても生徒はあなたにはなびかないかもしれません
そもそも論として、気持ちで生徒を動かすのは、今までやってこなかった未知の領域であり、スキルも経験もないのだとしたら、やり始めはうまくいかなくて当然でしょうね




今ぶち当たっている壁というのは、まさしくそういう部分であって、どうやって生徒の気持ちを動かせるかを考える方がいいでしょう
気持ちを動かすのは難しいからこそ、うまくいかずに生徒に馬鹿にされる教員を生み出す原因になっているのでしょう
ので、経験不足、スキル不足の今の段階で「横の関係はいまいち」だと決めつけるのは早いです

私が横の関係をベースに考える理由としては、安心安全な学級を作りたいという思いがあります
安心安全な学級の中で生活する生徒は、日々どんな気持ちで生活しているでしょうか?
毎日が穏やかで楽しくウキウキするような、春の木漏れ日の中にいるような気持ちではないかと私は勝手に想像します

そうしたときに、日々生徒たちに銃を突きつけて従わせているような人間関係はやはり健全ではないと考えます
あくまでも自発的に、生徒自身の気持ちで判断するからこそ、良い人間関係や良い学校生活、良い学級が生まれると

未熟で怠惰な生徒もたくさんいるので横の関係を元に学級経営というのはやはり大変です
教員が舐められるというときには、スキル不足と言わざるをえないし、それだけ難しいやり方です
書かれているように「銃を突きつける」方が楽です

銃で動かすのか、気持ちで動かすのか
学級経営のやり方はいろいろあるし、そのどちらで動かしても表面上は同じようにみえるかもしれませんが、生徒たちがどのように育ったのかは違うかもしれません
表面上普通にしている生徒も、教員のことを「嫌い」と思っているかもしれません



>自分の目指すべく指導

とありますが、何を目指すのか、ということ自体も実際には難しい問題ですね
自分が正しい、というのは世間や教育的にはどのくらい正しいと評価するか、教員が暴走する部分です
「生徒は教員の言うことを大人しく聞いていればいいんだ!」を理想にしている人もいますしので


あと、気になるのは、教員をやりながら楽しいでしょうか?
勘違いならいいのですが、苦しそうな感じを受けます
質問者さんレベルの日々を送っていると、大抵の教員は「毎日楽しい」と感じると思います

楽しいと感じられない、イライラばかりの場合は、何かの考え方が違うのだと思います
そのことは考えたほうがいいと思います

上下と横の関係、目指すもの。
いろんな違いがあります
この辺を整理して、より高みを目指していって欲しいと思います

追伸をいただいているようなので、その追伸に関してはもう1つの記事に書きます
続き → こんな実践をしました。どうでしょうか?