模擬授業での生徒指導のコツ~教員採用試験の対策 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

模擬授業での生徒指導のコツ~教員採用試験の対策

みなさん、こんにちは。教員採用試験の記事はもうそろそろ終わりといいながら、まだ書き続けているtetraです。

講師の方々と話をして、まだ書かなければいけないことがあるなと思ったので、重点的に書いていきます。


模擬授業のことを書いていくのですが、前回の記事をまずは読んでおいてくださいね。
前回 → 模擬授業はあなたの授業力がいかんなく出る~教員採用試験

今回は具体的に教員採用試験の模擬授業の点数を上げることに焦点を当ててまとめます。
なお、指導案の書き方はこちらの記事を見てください → 模擬授業のための指導案の書き方6つのポイント~教員採用試験の対策



1.違うことをしている採点官への対応

話を聞いていると、「違う作業している採点官がいる」とのこと。
おそらく、採点をしているのだと思います。

そう、採点官は生徒役をしながら採点もしているのです。
この辺の不親切さがとってもやりづらい原因です。

さて、どうするか。
明らかに採点であれば放置でもいい気がしますが、やはり「声をかける」「気にかける」ことが大事になります。

方法ですが、全体の前で声をかけると生徒が恥をかいてしまうこともあるので、

・そっと視線を送る
・板書のタイミング(生徒の注意が別に向いている)で個別に声をかけにいく
 → 「書いた?」だけでもいい

・全員に指示を出して反応を見る
 → 手を出してとか、なんとか。授業の組み立てによりますが。


ぼくは、個別注意を全体でしてしまうのはできたら避けたいわけで、全体への指示をしたのに、動かない = 他のことをしている となり、注意する口実になりますね。
その時に「何をしているんだ!」とは口が裂けてもいいませんよ。

板書を写しているタイミングなら「かけた?」「書くの早いね」とそっとね。
現場で、ぼう~としている生徒ならここで『ああ、書かないと!』と気づいて書き始めます。

注意! という感じのトーンの前には、やはりジャブが必要です。これなら棘がたちませんよね。





2.板書を写さない採点官への対応

試験官の生徒役も適当で板書も書かないようです。
その時々で、採点欄にはチェックを書き込んではいますが・・・という適当ぶり。
これも注意の対象なんでしょうか・・・?

迷うところですが、促したほうがいいでしょうね。

「みんな書くのが早いね」「もう書けた?」って。
最初の注意は柔らかく。




3.問題を起こしたら

おそらく採点官たちは問題を起こさないと思います。
授業づくりや雰囲気、生徒とのやりとりを見ているからです。

ですので、問題という問題ではなく質問程度でしょうね。
それでも意地悪く問題を起こすことがあった場合の対処ですが、常に持っておくべき意識は


あなたが対処して解決しなければいけないってこと


これだけは外してはいけません。
で、問題が起きたら、とにかく授業はそっちのけで全力で対処に当たること。
なあなあはだめですよ。

事情を聞く → 提案する という形でしょうね。

私語を始めたなら「どうした?」と聞いてみる。それでもどんどん無駄話をするなら、少しだけ付き合う。
そして、「その話は授業には関係ないから、今はおいておこう」と言って、授業に引き戻す。


現場では、その生徒は他のことが気になっているのである程度の解消(=私語に付き合う)が必要になります。
そうすると案外スムーズに授業に入ってきます。

その時に、模擬授業でもそうですが、その生徒に質問を投げかけましょう。
授業に入り込むきっかけを与えるわけですね。





ちなみに、「関係ない話をするな!」と最初から抑えこんでしまうと、その生徒が気持ちのやり場、もやもやが残り、授業に集中できないことになりかねませんし、生徒との関係を悪化させてしまいます。
そして、そういう生徒が授業や学級を壊す元凶になります。

対応が緩いと言われるかもしれませんが、長期的に考えると、効果は抜群です。


4.生徒指導のトーンについて

生徒指導というのは、人間関係がベースにあって成り立つものですから、模擬授業に打ち込まれてもそう簡単にできるものでもありません。
相手のことをわからないから、トーンがわからないですよね。

それは仕方ないのです。
だからこそ、最初からガツーンとやるような生徒指導はやってはいけません。

生徒指導の基本は状況把握。
何かが起これば「どうした?」と聞くところからスタートです。

生徒が問題を起こした! と決めつけて対応してはいけません。

そして、状況を把握できたら対処するだけですから、教師が怒る場面ってそうないんですよ
柔らかく行きましょう。


終わりに

模擬授業の生徒指導のコツということでまとめましたが、どうだったでしょうか?
こういう場合はどうなる? もう少し掘り下げて聞きたい という方はお気軽にお問い合わせからメッセージを送ってください。