模擬授業はつかみが命なんです~教員採用試験の対策 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

模擬授業はつかみが命なんです~教員採用試験の対策

みなさん、こんにちは。tetraです。

模擬授業の集中講座、という気持ちで記事を作りこんでいきます。

さて、今回は模擬授業では何が大事か。


それは、つかみです

これがすべてと言ってもいいです。



1.なぜつかみが全てなのか

模擬授業は長くて15分程度もやります。
授業場面で言えば、導入から展開に入る部分です。

授業って、導入 → 展開 → まとめ で構成されるのが一般的ですが。
生徒に注目すると

1 導入 = わくわく。今日はこれをやるのか
2 展開 = やってみよう。調べよう
3 まとめ = わかった! なるほど。へえぇー


というものだと思います。

とすると、模擬授業では採点官に「今日の授業は面白そうだな」「ああ、今日はこれをやるんだな」と思わせなければいけないんですよ。

だから、この部分で、つかみがすべてなんです。それが導入の役目。





2.えっ、そんなに面白くない授業やったの?

講師の方から話を聞いた、ぼくの感想です。↑

どうしてかというと、配られた教科書のコピーを使って、そのまま授業をしたからです。
これって本当に経験も知識のない人がやる典型的なだめパターンです。

教科書ってそのまま読んでも面白くないでしょ?


でもね、本人は教科書のコピーを見て、目的を考え、内容を押さえるように指導案を書き、それを愚直にこなして満足しているんです。

「で、採点官の反応はどうだった?」と聞くと、
『全然だめでした・・・』と意気消沈。

そりゃそうです。
しかも、本人がなぜ盛り上がらなかったのか、不明だったようです。


授業者には楽しくても、生徒は楽しいとは限らない。

覚えておきましょう。




3.導入での話は効果が高いよ

導入が成否をわけます。

これを痛いほど現場で痛感しています。
ぼくの経験談を上げると、


あるクラスで普通に授業をしたらイマイチでした。
難しく、興味関心が引きにくい内容なのが大きな原因でした。

そこで、導入部分に授業の狙いにかぶさる「興味深い話(実話)」を入れたんです。
そうすると、生徒が興味をひかれ、目的意識を持って授業に取り組み、前のクラスとは精度も進み方も雲泥の差になりました。


たった・・・あの話を入れただけなのに・・・。こんだけ違うのか・・・。と職員室でしばし呆然としましたよ。


これって、ただ単に作業をするよりも、目的や貢献がわかって作業するほうが、モチベーションが上がるのと同じだと思うんですよ。

つまり、ただ授業をするだけでは、生徒は食いついてこないんです。
生徒と授業内容をつなげる何かがいるんです。

それが教師による話です。

授業内容が、生徒の必然性となったときに、授業がうまくいくのです。
この必然性にするのが、導入の役目です。




4.つかむために

じゃあ、一体どうしたらいい?
きっと、そう思わていますね。

整理すると・・・

教科書の内容 = 生徒の興味が薄い

教書の内容 + 教師の話(価値付け) = 生徒の興味がアップ(必然性)


ということで、教師の仕事は教科書を写すことではなく、生徒への価値付けや必然性を生むことなんです。
プロって感じがするでしょ?


だから、教科書のコピーをもとに、愚直に授業してもだめなんです。


どうしたらいい??


単元内容に関する背景知識、日常生活との関連、雑学を貯めこむことです

そして、それらを授業でいかに使うのかはしっかりと考えることです。



えっ、それってすぐにできないじゃん・・・

まあ、そうです・・・申し訳ないですが、ここに問題意識を持って普段から生活をしているかが大きな差になります。
誰も彼もが、簡単にいい授業できる魔法なんてないんです。

できるとしたら、経験豊富な教員に聞くと雑学などいっぱい持ってますから。





5.学生の場合どうしたら?

授業経験もない学生さんの場合どうしたらいいでしょうか。

ぼくだったら、その授業内容に日常生活と関連することを、導入に盛り込みます。
これだけでずいぶんテイストが変わるはずです。

指導案作成の時などに、しっかりと話を考えるんですよ。


日常生活の話がつかみとなり、中心発問へつなげる


こんな意識でしょうか。




6.余談。興味が高まれば、生徒指導も減る

試験とはあまり関係ありませんが、生徒の興味が高まれば、生徒の持て余したエネルギーが授業に注ぎ込まれるので、生徒指導も減ります。
授業崩壊するのは、その教師の授業がつまらないからなんですよね。

生徒の持て余したエネルギーは授業が暇すぎて、それ以外のところにいくから。
授業力が高いというのは、大事なことなんです。


終わりに

結局、導入ってのは難しい・・・ってことなんでよね。笑
その難しい導入を試験でやるのだから、盛り上がるとか・・・なかなかできませんよ。

難しいからこそ、みんなが同じことをやっているわけで、積み重ねれば成果を出せるんですよね。
ここでいいたいのは、地道な努力が大事ってことと、模擬授業で何を大事にするかを間違えないようにしましょうってことです。