朝会と帰りの会で席を整えさせる。この習慣だけで教室がきれいになる | t-labo(中学校教師の支援サイト)

朝会と帰りの会で席を整えさせる。この習慣だけで教室がきれいになる

教室が汚い、ぐっちゃぐっちゃ。

という方もいると思います。
そんなクラスに有効なのが、

朝会と暮会で席を整える習慣をつけること

です。


机を整える効果

多くの校長が口をそろえて言うのは

「放課後、教室から降りるときは机イスをそろえてください。それが教室整備の基本です」

という感じ。
内心、これだけで担任の仕事が増えるじゃないかって思うんですが。
それも考えようでやり方を工夫すればいいんです。

ところで、この机を整える効果というのは要は「割れ窓理論」なのです。

単純にゴミばかり落ちていると、生徒もゴミをつい捨てたくなるし。
ゴミが落ちてなくてピカピカだと、生徒もきれいに使いたくなる。

割れた窓を放置していると治安はよくならないというアメリカの実践の話です。


校長が言いたいところは、

「教室がきれいに整理整頓され、机イスがびしっと並んでいたら、生徒も自然と教室を丁寧に使うようになる」

ということで、言葉不足なんですよね。
事実、そうですよ。

荒れている学級ほど教室は汚い。
うまくいっている学級は教室はきれい。
それは生徒が云々もあるけれど、担任が心を入れて整備をしているから。




生徒に習慣づける効果

すごく印象に残っているのは、生徒指導の力がなく、とても優柔不断な先生がいました。
だから、学級は騒がしく、正義も通らない悲しいクラスに毎回なります。

ただ、その先生は常に教室の整理整頓を心がけていて、いつも掃除をしているんです。
掃除の後に帰りの会があるだけなんですが、生徒が教室からいなくなって掃除をするとなぜかもう汚い。

その時に思ったことは、

教師が陰ながら掃除をしても生徒はそれに気づかない。
いや気づいていたとしても、生徒は何も気にしていない。
これでは意味が無い。

だから、ぼくは机イスの整理整頓を生徒にさせることにしました。
やり方は簡単。
朝は朝会のメニューに入れます。
帰りの会ではさよならの号令をかけるときに起立したさせます。

朝の会ではこう言います
最初 :「気持ちのいい状態で1時間目から授業を受けよう。びしっと机イスがそろうといいね」
そのうち:「すごいなあ、もう机イスをそろえているんか。気持ちいいな」


帰りの会ではこう言います。
最初 :「きれいにびしっとそろえて帰ってね。教室がきれいに見えるよ」
そうのち:「いやあ、うまくなったな。机イスが並行ですごいよ」

床にマークしておくと生徒は動きやすいですし、生徒も自発的にそろえるようになります。
机はとにかくすべてが平行になるようにし、そうなるまで徹底しましょう。
譲ってはいけないポイントです。

そうすると、1日2回実践し、生徒にいつの間にか教室を整備する美意識が形成されるようになり、きれいに使うようになっていきます。

このあたり前の感覚の向上こそが、生徒にさせる効果です。




終わりに

人間は習慣の生き物だと言われます。
生徒を見ているとまさにその通り。

違う環境で育ってきた生徒が教室にはわんさかいるわけです。
NGな習慣を多く身につけた生徒が多ければ、クラス運営は大変になります。

いかに効率よく生徒にいい習慣を身につけさせるかが担任としては必要な力量になります。
机の整備はおすすめですから、ぜひ試してみてください。