「差別」「ひいき」という言葉を使わせない指導 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

「差別」「ひいき」という言葉を使わせない指導

あなたは「ひいき」や「差別」という言葉を日常的に使いますか?

もしも使っているとすると、それは悲しい現実があるんですね。

生徒が使うときは、軽い言葉であり、攻撃するには便利な言葉であるからだと思います。
「先生はひいきが激しい」といえば、教師はひるみ、親に言えば自分の悪いところは棚上げして味方になってくれます。

ただ、その言葉の意味を考えもせずに使っているようにしか思えません。
本当にそれはひいきであるか、差別であるか。
考えるべきです。



差別されるとは


生徒が同じことをしていて、一人だけに正当な理由もなく注意・指導したとなると差別だと言われかねません。
そのときに、生徒にきちんと「○○だったから」「△△という理由で」ということを言っておくべきです。

教師から自分だけが不当に扱われることですね。
生徒が注意されるべきことをやっていたら、不当には当然当たりません。



差別って実際にあるの?


実際に差別は学校であるのでしょうか? の前に言いたいことがあります。

生徒を差別しても教師にメリットは何もない

という事実です。
教師は公務員という性質上、いろいろなことを言われる弱い立場です。
そんな立場なのに、生徒を差別してメリットなんて何もありません。
波風を立てないことが一番です。

だから、そもそも、差別なんてしたくはないし、しないのです。

仮にあるとしたら、生徒と合う・合わない、仲が良い・悪い、といったことはあり、その部分で生徒が「あの先生から差別されているのでは」と考えるかもしれません。



「差別」を使う背景


生徒はなぜ「差別」だの「ひいき」だの使うのでしょうか。
思い起こしてみると、使う学年は使うし、使わない学年は全く使いません。

一つの考えに行き着きました。

小学校で学級崩壊を起こしている学年の生徒に多い気がします

学級崩壊が起きる場合、生徒から見た先生は敵であり、生徒は先生を追い詰めていきます。
残念ながら、それが楽しいのです。ゲームなのです。

その時の追い詰める最高の言葉が「差別」や「ひいき」である

のです。

「差別」と生徒が発した時は、先生に対する攻撃であり、力関係がどちらが上かを見極めるためでもあると思います。



「差別」を使わせないためには


「差別」という言葉は、健全に生徒を育成していくためには、生徒に使わせないようにするべき言葉です。
この言葉には刃が含まれているからです。

生徒が使った時には、負けてはいけません。
完膚なきまで叩き潰す、このくらいの覚悟を持って指導をしたいのです。

差別を使わせないためには、生徒が使った時には、生徒がめんどくさいと思う指導をしておくべきです。


  1. どんな状況であれ、ストップをかける
  2. 何を持って差別だと思ったのかをはっきりさせる
  3. 自分の個人の動きはどうであったかを調べる・説明する
  4. 周りと自分は何が違っていたのかを説明する

大きなことにする。
生徒も「大きなことなのか」と自覚を持つ。

そもそも、差別ということは、あってはならない大きなことなんですから。

もしも、差別を安易に使うなら、

「差別、差別って言うけど、これはすごく重たい言葉なんだよ。それをわかって使っているの?
自分が言った言葉には責任があるんだよ。

差別といえば、人は傷つくよ。
それが本当に差別かどうかは考えて使わないといけないよ。

それも考えずに使うのは、無責任なんだよ。
だから、よっぽどのことがない限りは使わないほうがいい言葉だよ」

といったようなことを言うと思います。



終わりに


「差別」「ひいき」というのは、マイナス言葉です。
それを使わせないように指導するとともに、そういう状況と感じられないようにやっていきたいものですね。