差別言葉は絶対に許さない! | t-labo(中学校教師の支援サイト)

差別言葉は絶対に許さない!

中学1年生の入学後あたりでとても気になるのが、差別言葉の乱発。
中学2年生から急に言い始めることはないので、気になるのは中1です。

中1というのは小学校の文化から中学校の文化に切り替わるところ。
教師が全員変わり、学校の制度も違う。
そのときには、持っている文化とそこにある文化との間で摩擦が起きます。

そんな中で飛ぶのが差別用語。
(小学校の先生がちゃんと指導していないから、という意味で書いているわけではありません。
小学校の先生は先生で立派にやっていただいているからこそ、中学校で安心して引き受けることができるのです。
単純に子どもは善悪の判断も付けずに、安易に使ってしまうからです)


誰が教えているのか??


一番の謎は、そんな差別用語を誰が教えているのか。
ぼくは使わないし、誰かに使うこともない。
そう考えると、大人にとっては死語である

そうとしか思えないのに、生徒は知っている。

これは小学生が、いや幼稚園生が口伝によって代々受け継がれている言葉なのだろうか?
そんな器用なことをするのか。

それとも、残念だけど大人が教えているのだろうか。

謎。

でも、そうした差別用語がなくならないのは、生徒にとって快感だからのようです。



なんで差別言葉を使うのだろうか


生徒って、不思議なくらい自分勝手なのが多い。
それは子どもであるが故なんですが。
そして、

生徒は人のことを馬鹿にするのは好きだけど、馬鹿にされるのは嫌い

なわけです。
だからこそ、差別用語で人のことを馬鹿にしたがる。
逆言われると、すごく怒ってやり返すんです。

また、どちらが上か下かをはっきりさせたいのもあるのかも。

何にしても、小気味よい言葉としてうってつけであるからこそ、使うのです。



意味を知らないから平気で使えるわけですよ


ぼくは生徒が差別用語を使っていると、腹が立ちます。
それは教師だからということではなくて、使ってはいけない言葉を平気で使う神経に、です。

そんなときは心の中で、ちょっとした妄想がよぎることがことがあります。

みんなから徹底的に差別言葉を浴びせられて、いじめられてみたらいい

と。
生徒はその言葉を使うことで、どれだけの人が傷つくのかを理解していないから使うのです。
自分とは関係ないと思うからこそ、他人に平気で使えるのです。

もしも、自分が差別言葉を使ってみんなからいじめられたら、わかるはずです。
どんなに辛いのか。
どんなに傷つくのか。

そうやって身を持って学ばなければならない生徒がいるからこそ、差別言葉はなくならないし、差別もなくならない。



差別言葉が飛び交うときの指導


差別することは人として許せない。
だから、徹底的に指導します。
こんな感じでしょうか。


  1. 差別言葉を聞いたら、ストップをかける
  2. 「ちょっと待て! 待て!!(怒)」

  3. 差別言葉を発した生徒に何を言ったのか、確認する
  4. 「今、○○は何と言ったの? もう1回教えてほしい」
    (生徒は自分が差別言葉という自覚があるので、教師に言わない。だからこそ、しつこく「何を言ったんだ!」と聞いてもいいと思います)

  5. どういう意味でいったのか、言葉の意味を聞く
  6. 「○○は、どういう意味で使ったの?」
    → 軽はずみでといった答えになるでしょうか。

  7. 反省させる
  8. 「その言葉は人を差別する言葉。とても傷つける言葉。
    わかっていて使っているんじゃない?

    ○○の心には差別したい心があるんか?
    そういう人間なのか。

    人を傷つけるたいだけなのか。
    使っていいこと、悪いことはわかるだろ?」

とかなんとか。



終わりに


中学生は大人の入り口。
使っていい、使ってはいけないの判断はしっかりとつけさせるようにしたいです。

いつまでも子どもで都合よく行動してもらったら困ります。

大人として扱い、大人になることを要求していく。

だからこそ、成長していってくれるのです


なんにしても、とにかく何かあった時には、ストップを掛けることから、徹底的にしたいです