第46話 訪問 | t-labo(中学校教師の支援サイト)

第46話 訪問

電話が鳴った。

テストの不正への一連の対応を巡って、ちゃんと学校生活を送っている生徒の保護者たちの怒りは高まっており、
「今日の夜に校長に話がある」と言ってきたのだ。



来たのは1年の1組と2組の保護者7名。
校長、教頭、1学年の教員で話を聞いた。

・不正が行われていて、進路に響く
・不正が行われているのに気づかない教員がおかしい
・学級崩壊しているのをどうにかしてほしい
・授業が騒がしくてどうにもならない
・嫌なことが毎日おこるのをどうにかして欲しい
・うちの子がやる気を失ったのは、学校のせいだ


全くその通りだった。
授業がまともにいっているのは、数えるほどしかなかった。
真面目に過ごしている生徒からすれば、憂鬱な日々だろう。

校長は、教科書的な回答しかできない

・テストの不正は二度と起こさぬように対応する
・学級も空いている教員が授業に入るなど対応する
・問題行動に毅然として指導を行う


保護者たちは文書による回答を求めた。
この頃の保護者は何でも文書にせよという。
そして、教育委員会にも訴えると。

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翌日、校長は教育委員会に呼ばれた。
事情を聞かれた。
実態を報告する以外にできることはなかったし、教育委員会でも口頭による注意以外にできることはほとんどない


※ 指導のポイント

(1)保護者の不満の原因は、子どもの不満

子どもが満足さえしていれば、保護者はなんとも言ってこない。
子どもが不満足だから、保護者はクレームをつけてくるのだ。

だからこそ、子どもとの信頼関係は必須。